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2011年8月15日月曜日

紙名刺が持つ2+1のメリット

■はじめに 
手紙がメールになり、書籍が電子化され、紙媒体の広告の軒並み減少しています。 
ビジネスマンにとってのマストアイテムである名刺も、いつの日か淘汰される日がきてしまうかもしれません。 
印刷屋としては紙名刺を残していきたい!! 
やはりこだわって作られている名刺を見ると、会社の空気やその人の人柄が見受けられるものです。 
そこで私はソーシャルメディアが名刺代わりに機能し始めている今、名刺の共存できる道を作り出すべく、ブログを書き始めることにいたしました。名刺だけではなくオフラインとオンラインの場をつなぐパイプになれればと思っております。 
今回は初投稿でもありますので、まず名刺とは何か?名刺を使うメリットは何か?の2点についてご説明していきます。



■では、名刺とはそもそも何なのか?? 


 名刺は、自己紹介の一環として交換されたり、職業上の儀礼のために手渡されるものである。一般的に氏名を最も強調し、所属(いわゆる肩書き)、連絡先(電話番号・所在地など)を記載する。中には顔写真や、ウェブサイトのURL、メールアドレスを記載しているものもある。保存性・耐久性の点から厚い紙が用いられ、携帯の利便性から人の手よりも小さいサイズの紙製のものがよく使用される。 
   
                                                                                                                                                   Wikipedia「名刺」より 
  
使用できるのは基本的には55×91mmのスペースだけ。その中で、各個人の情報を詰め込みます。日本だけでなく台湾・中国などを含めた東アジアでは、以前からビジネスの場で使用された来ました。勿論欧米諸国でも使用されている名刺ですが、こちらでは標準サイズが3.5インチ×2インチ(89ミリ×51ミリ)。他に3号サイズ(49ミリ×85ミリ)や小型4号サイズ(70ミリ×39ミリ)と3種類のサイズが使用されています。
余談ではありますが、名刺は1枚1枚刷るわけではありません。実は1枚の紙に張り合わせ、それを切って、サイズ・形を調整するわけです。きれいに揃えるのもけっこう技術が必要だったりします。 




■名刺を使うメリットは?

これは言うまでもなく、名前や連絡先を相手に知っていただくためです。 
ですが、これ以外にも名刺を使うメリットが考えられます。 
名刺って大きく分けて2+1の仕事をしてくれます。 



1、話のネタになる 



まず名刺を交換する際にその効果を発揮してくれますよね。氏名、役職、連絡先項目を確認するだけでも何かしら話のきっかけになってくれます。名刺を交換ただけで、内容を確認しない人はまずいないのではないでしょうか。 
初対面の場合こういった些細なきっかけでスムーズに会話ができたりします。私自身、個人・法人ともに営業させていただいてきましたが、『中村 星斗』と珍しい名前ですので、頻繁に読み方(ホシトと読みます)やかっこいい名前だねと言われますので、話を始めるハードルが下がってくれます。 
勿論項目ではなく、デザインでも人の目を惹くことができます。27種の名刺デザイン(27 Creative Business Cards You Should’ve Seen )は海外の名刺の一例ですが、これをもらうとつっこみたくなってしまいませんか? 



2、また会うためのきっかけ作り 



名刺の役割としてはこちらの方が大きいのではないでしょうか。渡さなければその後連絡がくることはないですし、名刺がなければ、名前も連絡先もわからないですよね。 
勉強会やセミナーなど個人として参加する場では、特に名刺が必要になってくるのではないでしょうか。 
名刺ファイルを見返した際、思い出してもらうためにも、氏名や連絡先以外にも顔写真やQRコードなどを一緒に入れておくとなお良しです。



+1、オンライン上でつながるきっかけ作り  



これから重要になってくるのがこの+1の項目です。TwitterやFacebbok、Linkedinなどのソーシャルメディアの利用者数は増加の一途をたどっています。会社名刺でソーシャルメディアのアカウント名などを載せている方は現段階ではほとんど見かけません。ですが今後ソーシャルメディアを利用した仕事のやり取りが増えると予想され、載せる載せないで人脈形成に差が出てくるのではないでしょうか。 
ソーシャルメディアのみの集客で受注している、企業様やフリーランスの方も少ないながら現れています。私自身、ソーシャルメディアがきっかけとなり、ご提案させていただいているクライアント様もいます。ぜひこの+1に関しては見つめ直していただければ幸いです。 




■最後に 
私は名刺はなくならないと信じています。 
また改めて電子名刺に関して書きたいと思いますが、電子名刺が万人に認知されるにはまだまだ時間が必要です。携帯電話の赤外線通信も電子名刺と言い換えることができるかもしれませんが、それでも現在は紙の名刺を持つメリットが勝っています。 
ですが、会社名刺自体は減り、個人名刺の文化ができるのではないかと考えています。実名登録のソーシャルメディアの登場で各個人がクローズアップされ始め、各業種・業界で著名な一般人も増加しています。この先個人の名前(信用)で仕事をする機会が増えていくのではないでしょうか。




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